- 28歳で年収400万円って全体の何割ぐらいいるんだろう?
- 現在28歳・年収400万円だけど結婚や将来の生活、大丈夫かな。
- 28歳で年収400万円になりたい。もっと年収を上げたい。
こんな不安や疑問にお答えします。
- 28歳で年収400万円は多いのか?少ないのか?平均年収との比較
- 28歳年収400万円はどんな生活ができるのか?結婚できる?
- 28歳の時に年収400万円だった私の転職談
【名前&出身】コリドー(山口県)
【年齢&性別】30歳・男性
【職業】ネット系広告代理店の営業
【転職経験】2回 (詳細はこちら)
28歳前後は、男性も女性も大きなライフイベントが起きる方も多いですね。
結婚や出産・育児。
400万円だと切り詰めないと苦しいかも知れない。
その上、更なる教育費や病気・事故のリスクを考えるとーーー。
「28歳」は転職における自分の旬。
私はこの旬を上手く活用し、その不安をなくしました。
勉強や仕事より遊びに一生懸命だった私でも、今では年収500万以上。
そして年収額より大事なことにも気づきました。
振り返ってみると、私にとって「28歳」は大きな分かれ道でした。
自分を高く売れる時期は限られています。
そしてその旬は短い。
「転職するorしない」は判断材料が揃ってから判断すれば良いのです。
28歳の時に経験した2度目の転職をした結果
【どんなチャンスがあるか手を伸ばすこと】が大きな差になると考え、この文章を書きました。
この記事は5分〜6分程度で読了します。参考になれば幸いです。
\今の年収って適切??/
目次
28歳で年収400万円だった私が結婚を機に転職した話

まず最初に、28歳の時に転職をして年収400万から450万にアップし、その後現在500万に至った私の話をご紹介します!
28歳・年収400万円の転職前夜|結婚とその後の生活を考えて不安に

広告代理店と言っても、自社メディアの売上が半分ほどあり、「自社メディアを活用した企画提案」と「リスティングなどのウェブ広告営業」が私の当時の業務内容でした。
前職は3年半ほど勤めたのですが、給与の上がり幅が小さく、年収360万で入社して400万円になったのが3年経った28歳になる年でした。
結婚自体には心配はなかったのですが、その先に子供が産まれることを考えると不安でした。
このままでは生活の質を落とさないと、都内で妻子を養い、子育てすることは難しいだろうと考えていたからです。
28歳・年収400万円からの転職を考えたきっかけ|友人結婚式の3次会

私が貰っている年収400万は、大手のIT系広告代理店だと初任給でも貰えると聞き、今の会社で頑張ってることがちょっと馬鹿らしい気持ちになりました。
また、友人の最近の転職話が盛り上がり、「今が売り時だ!年収は上げられる!」という話していました。
1回目の転職は「仕事内容を変えるため」でしたが、「同じ業種で年収アップをするため」の2回目の転職を、この日から考えるようになりました。
28歳・年収400万円からの転職活動①|キャリアアドバイザーからの助言

以前もマイナビで転職したこともあり、最初に相談したのは「マイナビエージェント」です。その面談で自分に広がっている可能性を教えてもらえました。
1回目の転職でそのことをわかっていたのですが、今回は転職先の業界・業種が自分の中である程度絞られていた点が大きく違いました。
キャリアカウンセラーさんから、
ということを教えてもいました。また、逆に、
ということも伺いました。
年収は450万を希望しました。
今まで同業界で実績もあり、給与水準の高い大きな会社であれば十分可能だろうということで、具体的な案件を紹介してもらうことにしました。
28歳・年収400万円からの転職活動②|良い会社と巡り合えた

各社の社風やそれらの会社が求めている職種・人材について教えてもらいました。
A社:新しいテクノロジーを使った広告プラットフォームの営業
B社:新規事業のチームに入って立ち上げをする仕事
C社:金融業界に特化したチームでの広告営業
経験を活かしつつ、新しいチャレンジできそうなA社とB社の2社に応募して、面談を受けました。
▶︎A社 今までの広告営業の進化版というイメージ。中途も多くて馴染みやすい印象。
▶︎B社 ロジカル過ぎてやっていけるか不安に。すごく洗練された会社という印象。
28歳・年収400万円からの転職活動③|希望通り450万円にアップ
面接プロセスはここでは省略しますが・・・
無事、年収は450万円にアップできました!!
そして、ぜひお伝えしたい転職してから思った大切なことがあります。
転職時点での年収アップも大事ですが、昇給の可能性が非常に大事!!
今の会社に入社して1年経ったのちの給与査定は、さらに50万円アップできました。
これは、前職で3年かけて上がった給料よりも多いので、びっくりしました。
話を聞いていると、頑張って役職がついていけば700万ぐらいまでは現実的にいけそうなので、すごくモチベーションが湧いています。
1. 実際に入ってくる給与が増えたこと
2. 頑張れば将来もっと貰えること
結婚して出産を控える妻にとってはこの2つが大きな安心になったようです。
28歳・年収400万円の男性と結婚するってどうなの?という女性へ
ここまで私の話を書きましたが・・・
年収400万の男性と結婚すること自体は不安になるようなことではないです。
私がお伝えしたい大事なポイントは、
ということです。
結婚して子供が生まれるまで、共働きしていれば余裕のある生活が送れます。
しかし、子供が生まれて奥さんが産休・育休に入ると色々切り詰めた生活を必要があります。子供に良い教育をしたいといった思いがあれば、さらに教育費がある程度かかります。
28歳で年収400万円は多い方?少ない方?
28歳で年収400万円は多い方のか、少ない方のかを考えるために、給与所得者4,945万人を対象とした国税庁の調査結果をチェックしました。
▶︎25〜29歳の平均年収
全体 361万4千円
男性 393万円
女性 317万8千円
▶︎30〜34歳の平均年収
全体 406万9千円
男性 460万9千円
女性 314万8千円
※出典:国税庁 民間給与実態統計調査
28歳で年収400万であることについて考える上で以下がポイントになります。
1. 25歳〜29歳の平均なので、年齢が上がれば給与は多くなる
2. 平均給与の男女差がある
3. もう一世代上の30〜34歳の全体の平均がだいたい年収400万円ぐらい
4. 東京も地方も含めた全国の平均である
それらを考えると、以下が推論として言えます。
【男性で東京在住の場合】
28歳年収400万は都内平均より「低い」
【女性で東京在住の場合】
28歳年収400万は都内平均より「同等〜若干多い」
【男性で地方在住の場合】
28歳年収400万は地方平均より「若干多い」
【女性で地方在住の場合】
28歳年収400万は地方平均より「多い」
現実的な話をすると、東京をはじめ都市部で生活をしている場合、
地方で生活している場合、
といったことが推察できます。
年収400万円以上の割合は?

【全体】 44.73%
【男性】 60.47%
【女性】 21.73%
※出典:国税庁 民間給与実態統計調査
以下、年収別・男女別の詳細も掲載しました。ご興味あればご覧ください。
なお、表の「割合」は左列の年収額以上の割合です。例えば、100万円〜であれば全体で84.05%ですが、100万円〜200万円の割合ではなく、500万や600万など100万円以上稼いでいる人全体の割合を示しています。
【全体】年収400万円以上の割合
年収 | 合計(万人) | 割合 |
100万円以下 | 415.2 | 100.00% |
100万円~ | 669.9 | 91.60% |
200万円~ | 781.2 | 78.06% |
300万円~ | 866.6 | 62.26% |
400万円~ | 730.8 | 44.73% |
500万円~ | 497.8 | 29.95% |
600万円~ | 312.7 | 19.89% |
700万円~ | 213.7 | 13.56% |
800万円~ | 142.5 | 9.24% |
900万円~ | 92.6 | 6.36% |
1000万円~ | 162.8 | 4.49% |
1500万円~ | 33.7 | 1.20% |
2000万円~ | 11.5 | 0.52% |
2500万円〜 | 14 | 0.28% |
合計 | 4945.1 | 100% |
【男性】年収400万円以上の割合
年収 | 男性(万人) | 割合(%) |
100万円以下 | 94.9 | 100.00% |
100万円~ | 196.6 | 96.76% |
200万円~ | 345.8 | 90.07% |
300万円~ | 523.1 | 78.29% |
400万円~ | 520.8 | 60.47% |
500万円~ | 389.9 | 42.73% |
600万円~ | 262.7 | 29.45% |
700万円~ | 186.1 | 20.50% |
800万円~ | 128.2 | 14.16% |
900万円~ | 84.5 | 9.79% |
1000万円~ | 149.2 | 6.91% |
1500万円~ | 30.2 | 1.83% |
2000万円~ | 10.6 | 0.80% |
2500万円〜 | 13 | 0.44% |
合計 | 2935.7 | 100% |
【女性】年収400万円以上の割合
年収 | 女性(万人) | 割合(%) |
100万円以下 | 320.4 | 100.00% |
100万円~ | 473.4 | 84.05% |
200万円~ | 435.3 | 60.49% |
300万円~ | 343.5 | 38.83% |
400万円~ | 209.9 | 21.73% |
500万円~ | 107.8 | 11.29% |
600万円~ | 50 | 5.92% |
700万円~ | 27.6 | 3.43% |
800万円~ | 14.3 | 2.06% |
900万円~ | 8.1 | 1.35% |
1000万円~ | 13.5 | 0.95% |
1500万円~ | 3.6 | 0.27% |
2000万円~ | 0.9 | 0.09% |
2500万円〜 | 1 | 0.05% |
合計 | 2009.4 | 100% |
28歳・年収400万円と平均年収を比較
日本人全体の平均年収415万円ですが、それと比較して安心するのは辞めたほうが良いです。
28歳・年収400万円(男性)と平均年収
男性のほうが平均年収が高いため、400万もらっているとすれば一般的なレベルです。
28歳で年収400万はポテンシャルの塊です。ここから、給与を伸ばすことが十分に可能ですので、自分のとって何を大事にしたいのかを考えて、それがお金を持つことで解決できるのであれば、挑戦するのが良いです。
28歳・年収400万円(女性)と平均年収
残念ながら、女性のほうが平均年収が高いため、同じ28歳で400万を稼いでいるのが女性であれば平均より上です。
28歳で転職してちょっと落ち着いてから出産となると30歳ぐらいになります。自分の将来のスケジュールに合っているのかしっかり考えましょう。
育児休暇は、最低でも2年間、会社によっては3年間取れる会社もあります。年収だけではなく、自分のライフプランにとって有利な状況を得られるチャンスはあります。
ただし、正社員として入社しても半年以上いないと、正社員としての産休が取れないといった会社のルールがあったりします。
28歳・年収400万円の手取りはいくら?
手取りは、配偶者の有無や扶養の状況によって異なりますが、ここでは以下の条件で算出しました。
年齢:20歳〜40歳
年収:全て月給でもらい、賞与0円
配偶者:あり 収入103万円以下
親族の扶養:入ってない
生命保険料控除:なし
この条件の場合、年収400万の手取りは年間で約325万円となります。
年収400万の手取り額は約325万円
【12ヶ月の均等割の場合】月収27万円
【賞与2ヶ月の場合】月収23万円+賞与46万円
東京23区の2LDKの家賃相場をみると、この月収だと安いエリアに住んでも1/3〜1/2は家賃で消えていきます。。。
▶︎東京都内23区の2LDKの家賃相場
千代田区 38.4万円
港区 28.0万円
世田谷区 16.9万円
板橋区 12.2万円
足立区 9.5万円
※出典: 賃貸物件サイト【CHINTAI】
28歳・年収400万円の貯金額はいくら?
28歳・年収400万円の人の貯蓄額を取ったドンピシャな統計データはないのですが、政府機関の出すデータから推定した結論が以下です。
【平均貯金額】265万円 (推定)
28歳・年収400万円の貯金額の算出根拠
総務省統計局の報告書から28歳・年収400万円の人の平均貯蓄額を推定しました。参考にした情報は以下です。
▶︎ 年齢別・収入別の貯蓄額
1. 〜29歳までの人の貯蓄額
年収 511万円
貯蓄額 304万円
2. 年収350~400万円の人の貯蓄額
平均年齢 65.0歳
貯蓄額 1,722万円
出典:総務省統計局 家計調査報告(貯蓄・負債編) 2018年データ
年収350〜400万の高齢者が沢山おり、彼らが多くの貯蓄をしているため年収軸で調査すると28歳の実態は推定できません。
29歳までの人の平均貯蓄額は304万円です。こちらをベースに以下に記載した、統計データの属性を加味して推定をしています。
1. 年収 511万円
2. 年齢 0歳〜29歳
3. 2名以上の世帯
28歳・400万円に近い推定を立てるために以下を織り込んで算出しました。
1. 年収額を加味 → 20%割り引き
2. 年齢を加味 → 5%掛け合わせ
3. 1名世帯を加味 → 5%掛け合わせ
28歳で年収400万円を超える業界

dodaの年収データを元に、20代・30代を抽出し上位20業界をピックアップしました。20代では、以下の14業界が平均年収400万円以上になっています。
単位:万円
業界 大分類 | 業界 小分類 | 20代 | 30代 |
金融 | 投信/投資顧問 | 583 | 757 |
メーカー | たばこ | 498 | 619 |
メーカー | トイレタリー | 453 | 547 |
金融 | 信託銀行 | 435 | 655 |
メディカル | 医薬品メーカー | 432 | 586 |
メディカル | CRO/SMO/CSO | 427 | 533 |
金融 | 証券会社 | 426 | 655 |
メーカー | 総合電機メーカー | 419 | 563 |
メディカル | 診断薬/臨床検査機器/臨床検査試薬メーカー | 411 | 540 |
金融 | 財務/会計アドバイザリー(FAS) | 410 | 679 |
メディカル | 医療機器メーカー | 407 | 552 |
サービス | コンサルティングファーム/シンクタンク | 406 | 539 |
不動産 | 不動産金融 | 400 | 587 |
金融 | リース | 395 | 529 |
金融 | 都市銀行 | 394 | 624 |
不動産 | ディベロッパー | 388 | 501 |
メーカー | 自動車/輸送機器メーカー | 386 | 514 |
メディカル | ITコンサルティング | 385 | 545 |
メディカル | 医療コンサルティング | 385 | 508 |
サービス | マーケティング/リサーチ | 384 | 503 |
28歳では今と違う業界への転職のチャンスは限定的にはなりますが、職種によっては業界を変えやすい場合もあります。
もっと時間が経てばたつほど、業界を変えるハードルは高くなりますので、自分のチャンスを広げる活動は早く動き出すに越したことはありません。
28歳は大きな可能性を秘めた時期

なぜ、私が今回、28歳について記事を書いたかというと、28歳は自分の人生のターニングポイントだったと思っているからです。
28歳は、キャリアの可能性に溢れている一方で、プライベートも一人前の大人になっていく時期だと思います。
年収400万ということについて、当時、独身でいた時には「ちゃんともらえているし十分」ぐらいのイメージでした。
28歳になって「結婚」も現実味を増し、将来の出費を計算するとこのままでは大変だとわかりました。今ではあのタイミングで動いてよかったと思っています。
28歳は、「若さ」も「経験」も両面で可能性を引き出せる転職人生のハイシーズンだと思います。そして、そのシーズンはあっという間に過ぎてしまいます。
今いる会社ではマネージャーが私の2歳上で、当時30歳でした。やはりマネージャーより若い人の方が指導しやすいですし、30歳で、全くの新人として今のチームにはちょっと入りづらいかもしれません。おそらく、採用する側も少し躊躇すると思います。だから、
踏み出せばチャンスを掴みやすい時期なので、自分の可能性を模索する活動ぐらいはやってみては???と考えます。
28歳・年収400万円からの転職ってどうしたらいいの?

転職エージェントは年収額が大きい人を転職支援したほうが儲かるので、30代の一定の年収以上がメインターゲットという会社が多くあります。そういった会社は20代の若い人も一応見るという感じで、私の転職活動でも「適当に送ってるんじゃないかな!?」と思ってしまう、私の意向からずれた会社ばかりメールしてくるような会社もありました。
その中で、マイナビの売りは「若手に強い」というだけあって、しっかり転職サポートをしてくれました。業界最大手クラスなので案件も数多く持っていますし、内定もらった後の対応も安心です。
別に1社に絞る必要はないですが、私のような年齢と年収でまず1社目として相談するならマイナビエージェントに相談するのがよいでしょう。
また、現在の自分の給与条件が適切な金額なのかを判定できるサービスもあるので、チェックしてみたい方は見てみてください。
▶︎自分の適正年収は?▷▷市場価値診断サイトの比較記事を見る
28歳・年収400万円のまとめ
28歳で年収400万円だと、住む場所や出産・育児などのライフイベントによっては切り詰める必要が出てきます。一方で、28歳という年齢はより高いところに行ける可能性を秘めた歳でもあります。
転職において高く売れる旬の時期だからこそ【自分にどんなチャンスが待っているのか】ここで手を伸ばさないのはもったいないです。
\今の年収って適切??/