・意見、考え方が違う人とどう接していけばリーダーシップが取れるか
・リーダーシップについて勉強している
・組織・人を動かすこととで悩んでいる
・反対派を説得できずに困っている
ベンチャーでは急激に組織が出来上がっていくので、その組織にいる人も玉石混合です。その中で、反対派を説得するのは無駄なので、そこに時間を使うのではなく、賛成派を増やすこと、賛成派との関係を深めることで結果的に組織が動いていきます。
反対派の相手をするのは辞めよう
自らの意見や判断を示すと、それに対して考えを違える人はいますね。
今回の記事の主張は、反対派を説得するという考え方を捨てて、賛成する仲間を育て増やしましょう。ということです。
そんな時間もったいないんですよ。でも、反対する人の意見を聞かない、ということはないので、その辺りの解説をしていきます。
反対派の意見から学ぶ姿勢は必須
反対派の意見は聞きます。なぜならば、合理的な判断をすることで、利益の最大化をしたいからです。
「反対派の意見は一切聞かない」これは、リーダーとしては最低レベルですね。反対意見が合理的で自分の考えよりも優れているのであれば、素直に受け入れる度量は必須です。
反対派の考えが、ただの感情や嫌がらせであれば、全く聞く必要ないです。
例えば、嫉妬を買って、あいつにお灸を据えてやろうなんて考えで、反対意見を仕掛けてくるやつとかいるんですが、そういうのはその土俵に乗らないですね。
自分の主張が合理的で正しいと考えられるのであれば、突き進んでいくだけです。
反対派を説得する時間がいかに無駄か
反対を説得するのって本当に無駄です。説得する時間もかかるし、説得したとことで得られるものってマイナス1をゼロに戻せるだけなんですね。
正直、かかる時間と手間に対して、得られるものが小さすぎます。
ベンチャーで社内ごとに時間を使うのは無駄
例えば、社内資料を時間かけて作るのは無駄です。結論とその背景・エビデンスだけメモレベルでいいので持っていけばいいんです。
ベンチャーで社内の反対派の説得も同じく、使っちゃいけない時間ですね。使うべきは、社外に対しての発信・営業・プロダクト作成。結局、アウトプットが全てですから。
限られたリソースでリスクをとって、ピンポイントに利益を取りに攻めるからベンチャーが勝つ余地があって、社内ごとに時間を使ってはいけないんです。
ただし、社内の資料でも、監査法人がチェックする議事録とか、最終的に社外に繋がっていくものは見極めて時間かけるのがいいです。
賛成派を増やす・深めることで組織が動いていく
反対してきた人からの意見は聞いて、自らの合理的な判断に活かせるものは盗んだ上で、考えるべきは自分の声を大きくし、社内に賛成派を増やし、議論を深めていくことなんです。
台風の中心地を想像してください。その回転率が高くなっていけば、どんどん中に吸い込まれていくんです。そして、その台風はどんどん大きくなっていきます。そうやってムーブメントを社内で起こせば、ものごとが進んでいくんです。
その頃、反対派も気づいたら賛成に回っていたり、いつまでも反対派の人は居場所を失って、やめてしまったりするものです。
そうやっていなくなっていくことで、残った仲間たちと一層強い組織を作っていけばいいんです。
まとめ
ベンチャーでは社内ごとに時間を使うのは無駄です。反対派の説得に時間を使わず、賛成派を増やしていくことを主軸にスタンスを変えると、リーダーシップを発揮しやすくなりますよ。
