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雇われ社長VSオーナー社長の違い 【両方の経験者が語る】

雇われ社長オーナー社長
この記事を書いた人

コハク【名前】コハク(30代後半・男性)
新卒入社した会社で500社を超える企業の採用支援を行う。20代で起業し100名以上を採用。転職業界は求職者・採用者の両面で詳しい。現在「転職戦記」編集長

オーナー社長も雇われ社長も両方ともやったことがあります。

その経験から将来、社長になりたい人に役に立つ情報を発信したいと思っています。

まずは、簡単に2社の規模感や概要を紹介します!

目次

雇われ社長とオーナー社長の経験

経緯として、私は雇われ社長になった際にサラリーマンから上り詰めて社長になったわけありませんでした。

元々、自分でオーナーシップを持つ会社の社長をしており、経営者として呼ばれました。

私もオーナー権を一部持ちつつ、より大きな株式シェアを持つオーナーがいる別会社を作り、その代表取締役として社長に就任したという経緯です。

雇われ社長とオーナー社長をした2社の概要

オーナー社長時代

従業員 10名程度
自分が同社の株式全ての保有者

雇われ社長時代

従業員 50〜100名
自分が同社の株式一部を保有者/自分より大株主がいる

【結論】雇われ社長はもうならない。その理由は?

私は、今後、依頼されてもまた雇われ社長になろうと思いません。

雇われ社長をやらない理由を以下にまとめました。

雇われ社長をやらない理由①執行の最終判断を自分できない

自分がオーナー社長の会社では「自分でどこまでリスクを取るのか」判断ができましたが、雇われ社長ではオーナーに判断をお伺いをせざる得なくなります。

業績に対する責任はしっかり抱えるのに、執行の最終判断はオーナーの判断がないとできないというのがアンバランスです。

雇われ社長をやらない理由②オーナーの私腹を肥やす時間の使い方だから

自分で業績が作れる人間であれば、わざわざオーナーのために時間を投下する必要はないのです。

雇われ社長をやらない理由③他人のために長い時間を使おうと思わない

雇われ社長であっても代表取締役になるということは、大きな責任を抱えます。

1〜2年で辞められるポジションではなく、3〜5年ぐらいは腰を据えるつもりで一定時間をコミットしないといけないポジションです。

ここまで、私の経験と雇われ社長になろうと思わない理由を解説しました。

それでは、雇われ社長とオーナー社長、それぞれのメリット・デメリットをみてみましょう!

雇われ社長とオーナー社長のメリット・デメリット

いわゆるサラリーマンの最上位職が「雇われ社長」で、手続きすれば誰でもなれるのが「オーナー社長」です。

まずは、一般的なメリット・デメリットを簡単に表にしました。

メリット デメリット
オーナー社長 意思決定は自分で全てできる 報酬は自分次第
会社の利益=自分の利益 立ち上げリスク
経費使い放題 倒産時のリスク大
雇われ社長 役員報酬がある程度約束されている 意思決定はオーナーに確認しながら
社長になるまでのリスクない 会社の利益=自分の成績
倒産時のリスク小 経費もオーナー決済・判断

以下、私は実際に経験した上でピックアップすべきだと思ったメリット・デメリットを記載しました。

雇われ社長のメリット

 
雇われ社長のメリットを見ていきましょう!

雇われ社長のメリット|経営者としての経験を積める

人の金で、経営とビジネスの全行程を学べるという意味で、次に自分でやろうとする人の経験としては非常に良いと思います。

経営者としての経験をリスクを抑えて得られる

また、ある種経営指導を本気でしてくれる人がいる状況で経営ができますので、気づきも多く、経営者としての経験を多く積むことができます。

あらゆる事業に対する問題解決能力が問われますし、社長には最も必要な能力だと思います。そして、社長をすると一番つく能力でもあります。

雇われ社長のデメリット

次に、雇われ社長のデメリットです。

雇われ社長のデメリット①オーナーのために数字への高いコミット

ドライに行ってしまうと、代表取締役だろうと平社員だろうと結局オーナーの手の内の駒の一つでしかありません。

雇われ社長はオーナーの盤上の駒

オーナーがその駒の期待パフォーマンスにあったポジションに配置して、当初期待していたパフォーマンスを出るように鞭を打ちます。その配置されるポジションが「社長」という肩書きなだけです。

数字に対して高いコミットメントをしなければなりません。

雇われ社長のデメリット②自分で最終的な意思決定ができない

最終的な意思決定はあくまでもオーナーが行いますので、オーナーにはお伺いを立てる必要があります。オーナーが最大のリスクテイカーであり、経営判断はオーナーなしには進められません。

業績に対する執行責任を追うが、自分の目指す会社づくりや事業づくりはしにくいという矛盾

どのレベルで経営判断が必要とするのかは、オーナーの許容次第です。

一般的なオーナー

雇われ社長への信頼で、年間の予算の中で費用使ってくれる分にはOKだし、業績報告も月次で上げてくれれば問題ないですよ。大きな契約ごとだけは相談してね、という程度が一般的ではないかと思います。

例えば、業務提携をするとか、人員を増員するとか、銀行口座を開設すると行った場合です。

疑心暗鬼の強いオーナー

疑心暗鬼の強いオーナーであれば、

1万円以上は全てオーナー決済じゃないとダメです。
お客さんとへの割引はオーナーの判断が必要です。
通常業務以外のイレギュラーなことはは全てオーナーの判断が必要です。

みたいにガチガチにされると思います。

雇われ社長のデメリット③雇われ社長の報酬の限界

雇われ社長は、最大のリクステイカーではないのでもらえる報酬にも限界があります。

自分で独立して仕事をする人にとって、仕事の報酬が青天井であるということがメリットだと思いますが、雇われ社長は天井付きです。

雇われ社長の報酬は天井付き

役員報酬は株主総会の承認を経て、毎月同じ金額もらうものです。途中で増やしたり、減らしたりはできません。

経営状態が良くない場合は、役員報酬を未払いにしておくということはできますが、業績が良いからと言って期中で報酬を増やすことはできないのです。

オーナーとの契約の仕方次第ですが、利益のn%を株式などで成功報酬にするとか、翌年度の報酬に反映するということぐらいではないでしょうか。

オーナー社長のメリット

オーナー社長のメリットを見てみましょう!

オーナー社長のメリット①ビジネスを保有できる

オーナーとしてビジネスを保有することで、投下する時間と収入が切り離されます。ビジネスを保有することで安定的に報酬を得る仕組みを手に入れることができます。

また、ビジネスは売却もできるので、意思決定次第でキャピタルゲインも得ることが可能です。

オーナー社長のメリット②報酬の設計は自分次第

オーナー社長でも、今期の業績が良い場合も同じく期中での報酬は変更できません。

しかし、オーナー社長であれば、経費を自分の判断で使えます。

利益を出してしまうと、30%は国に収めるため、利益が出る会社からするとなるべく払いたくない。費用として計上すれば、益を出す前で差し引けるので税金分、得をします。

荒い言い方をすれば、経費で買い物をすれば、全品30%OFFで買い物ができるようになものです。

▶︎参照:実効税率 30.86%
1. 法人税  税率23.4%
2. 地方法人税 税率4.4%
3. 住民税 税率16.3%
4. 事業税 税率0.88%
5. 地方法人特別税 税率2.9%

ただし、上場企業や上場を目指している会社、非上場だけど大会社で監査もしっかりやっているような会社では、私的なものを購入して費用化することが、その監視体制の下できません。

オーナー社長のデメリット

オーナー社長のデメリットを考えてみましょう!

オーナー社長のデメリット|最終責任者としての大きな責任

オーナー社長は経費を使って私腹を肥やせるものの、それは企業が成長して利益を出せる状態にできているからであり、非常に大変な仕事です。

利益を出せる中小企業のオーナー社長は、会社の中では王様

気に入らない奴は退場させますし、社員をいかに安く長く使い倒すかを考える悪い人もいます。

いつでも、最終的に利を得るのはそのポジションの人ですし、原理原則をわかってない無知な若者ほどいいように使うこともできます。

ただ、オーナー社長がそのポジションを継続しつつけられるかは、自分の能力と運次第です。

社長は、そのバランスをみながら、足りないことは即座に自分で埋める器用な人であり、これから先どうなるかわからない荒波をの中でも社長に着いていけばゴールに到着できると思わせられる包容力持ちながら前進を続けさせるリーダーです。

判断一つ間違えば大きな負債を背負う可能性だってあります。

雇われ社長になる上での注意点

雇われ社長になる上での注意点をまとめました。

雇われ社長になる上での注意点①雇われ社長の発言は社外からは会社の意思決定

雇われ社長でも、会社の外から見るとすぐにその人がオーナー社長なのか雇われ社長なのかは判断できませんので、社長の名刺を出せばその人が最終責任者だと思われます。

社長の発言は対外的にも重みのある発言になり責任が発生する

商談で「やりましょう!」とか言ってあとからオーナーにダメだ!と言われても、先方が動いていたらいわゆる口頭発注として請求が発生します。

平社員だったら、すみません部長に確認したらダメでした。で許されることも、社長だと抗弁のしようはありません。

雇われ社長になる上での注意点②雇われ社長の連帯保証・個人保証

借り入れで、連帯保証を求めてくるオーナーがいたら貴方の与信で金を借りたいだけなので絶対避けた方がいいです。

雇われ社長で連帯保証の借り入れはするな

雇われ社長に転職するのに向いている人

自分が業績を出すための考えを持ちつつも、最終意思決定者のオーナーとの円滑なコミュニケーション・調整ができる人物が向いています。

雇われ社長だとしても、社長として必要な素養・知識を身につけて、責任ある行動をすることが必須です。

雇われ社長とオーナー社長の違いまとめ

雇われ社長になるメリットは、経営者としての修行ができることです。

人の金と信用で失敗しても勉強できることが最大のメリットです。使えるものは使って、自分の経験にしましょう。

大きな報酬を得たいのであれば、オーナー社長になる方が良いです。

オーナーとしてやっていく際には、なるべくシンプルに、自分の力だけで稼ぐことを前提に設計することをお勧めします。

ベンチャー社長の最初の課題は、金がない、売り上げがないです。まずは、ここに向き合って、稼げるようになることを目指していくのが良いと思います。

最初から人に頼るような思想なダメです。自信がないのであれば、無理して社長になる必要はないです。

もしあなたが20代・未婚で、失うものがなく、いずれ将来は自分が社長なりたいと考えているなら、その時間は武器です。

多少自信がなくても飛び込んで、自分の問題解決力を育てるのがよいです。その能力は他でものすごく重宝されまし、時間的、経済的な自由を手に入れるための能力になります。

私はこれまで経営者の経験を積んだことで、自分で生き抜く力・ビジネスを生み出す力を手に入れました。30代後半の今、非常によかったと実感しています。

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