退職代行

ブラック企業が辞めさせる方法と適切な対応

ブラック企業が辞めさせる方法

目次

ブラック企業だろうと辞めさせる=解雇は簡単にできない

管理監督者が特定の社員を辞めさせたいと思ったとき、本人に辞表を出させようとしてきます。
なぜ解雇しないのかというと、日本では会社都合で人を解雇することは簡単にはできないという背景があるからです。

ブラック企業だろうと辞めさせるられない①外資は雇用契約が違う&本人もリスク承知で就職

外資系企業(外資といってもメーカーや製薬ではなく、金融業界)では、突然、雇用契約を解除できるよう雇用開始時から契約をしています。

いつも通り朝出社した時に、会議室に呼ばれて、そこには人事が待っています。人事から雇用契約の打ち切りと退職に対しての給与Nヵ月分などの退職パッケージを提示され、その場で契約書にサインをさせられます。そして、もう2度とオフィスフロアには入れてもらません。荷物は全て後から宅急便で送らるので、good-bye!という流れです。

私は外資で働いてないので、具体的な契約書を見たことはないのですが、雇用契約は毎年更新で、双方いかなる理由に関わらずいつでも解除できる、という内容を盛り込まれています。

高い給料をもらう代わりに雇用がずっと約束されているものではない前提で就職しており、普段から解雇されるリスクを織り込んで仕事に従事しており、問題も起きにくいのではないでしょうか。

ブラック企業だろうと辞めさせるられない②日本企業は簡単に会社都合の解雇ができない

一般的な日本企業であれば、いわゆる正社員と言った時にイメージされる雇用契約書を結びます。毎年更新の契約といった特異な契約を提示することも違和感が出ますので、そんなことをしている会社は聞いたことがありません。

日本の労働基準法の元では、整理解雇と言われる会社都合の解雇は簡単にできないように縛られています。

過去の裁判例で、会社都合で解雇するには4つの基準で判断するものとされてきました。その4点は以下になります。

基準1 人員削減の必要性があるか、あるとしてどの程度なのか
基準2 解雇を回避する努力を尽くしたか
基準3 なぜその人を解雇するのか、その理由に合理性はあるか
基準4 解雇にあたって労働者や労働組合に説明を十分にしたか、協議を尽くしたか

基準1 人員削減の必要性があるか、あるとしてどの程度なのか

経営上、リストラをしないと経営がなり立たないなど、削減の合理性とその場合にいったい何人の削減が必要なのか、を明示しないといけません

基準2 解雇を回避する努力を尽くしたか

会社都合で解雇を従業員に迫る前に希望退職を募り、自主的な退職をするなどの努力をする必要があります。つまり、特定の人だけを対象にした解雇はできません。

基準3 なぜその人を解雇するのか、その理由に合理性はあるか

会社都合の解雇をするなかで、なぜその人を解雇するのか、公平な基準を設けた上でその人が解雇に当たる理由を合理的に説明する必要があります。

基準4 解雇にあたって、労働者や労働組合に説明を十分にしたのか、協議を尽くしたのか

突然の一方的な解雇ではなく、協議を尽くしたという事実を作る必要があります。

上記の4つの要件をクリアするのは、非常にハードルが高いですし、解雇したという記録は会社としても残したくないというところもあります。

ブラック企業だろうと辞めさせるられない③会社都合で解雇できないので、自主退職をさせてくる

会社としては、自分から辞めたと言ったほしい。というのはホンネです。
自分から辞める、ということを言わせるために、あの手、この手を使ってきます。

ブラック企業の辞めさせる方法

ブラック企業は、入社させて使って試そうとしします。
その中でダメだと判断をしたら、無視したり、否定したりして辞めさせようとします。

ブラック企業の精神論
ブラック企業は精神論で若者を支配するブラック企業の特徴として精神論を、特に新卒や若手に押し付けて、自分たちのスタイルにあっているかどうか試します。若い人ほど、相対的な判断をする情報がないために、疑うことなく精神論を信じてしまいます。...

しかし、それでも絶えてしまう人には報酬を減らすという手段を使う場合もあるようです。

ブラック企業の辞めさせる方法①賞与が100%貰えるのが当たり前と思っている労働者

最初に年間の報酬がいくらか両者合意の上で入社しますよね。それが雇用契約書に落とし込まれます。そしてその中で、例えば、賞与が「年2回・合計2ヵ月分」などの記載が入っていると思います。

賞与は普通のホワイト企業であれば、会社の業績に連動して、年間単位で多少の違いは出てくるものの、最初に提示された条件を割ることはないです。

しかし、ブラック企業は余裕でそのルールは無視してきます。

ブラック企業の辞めさせる方法②ここぞとばかりに減らしてくる使用人

一般的に、賞与にはその賞与額を算定するための評価するための評価期間があります。「201N年N月〜201N年N月」の活躍を評価して、業績に対して大きな貢献がされていれば、それに報いる報酬が出ます。成果が出た分を、報酬として従業員に顕現することが賞与の存在です。

しかし、ブラック企業は、「201N年N月〜201N年N月」について、予算が達成できなかったのは君の頑張りが足りないからだ、と責任を負わせる話を出してきます。

または、元々、無理な難しい目標を掲げさせておきながら、それが達成できるのが普通であり、それ以上で初めてプラスの評価なのに、普通以下だと低い評価をします。低い評価ができるロジックを最初から用意しておいて、無知な従業員を貶めるという方法です。

努力しても達成不可能な営業目標を、まだその難易度がわからない状態で約束をさせて、達成できていないことを理由に給与を上げないというブラック労働スキームを以下のページで紹介しました。

労働搾取
労働搾取で未来の可能性も奪い去るブラック企業労働搾取の実例を紹介し、なぜブラック企業による労働搾取が横行するのかそのメカニズムとそこから脱出する方法を解説。...

他のブラックな手段としては、「201N年N月〜201N年N月」の評価期間をあえて半年前の評価期間にしておきます。そうすると、中途で入った人はその評価期間に存在しないため、初回の支払いがないということにできるからです。

さらに、賞与支払い日に在籍していないと支払いをしない、という規約にしておくと、
評価期間でどれだけ頑張っても、賞与の直前までに辞めさせられば、払わなくて済むといったかたちで、極力払わなくていいようにセットアップしておくのです。

特定の人を辞めさせたいという時には、評価期間にまだ入っていない直近の数カ月まで評価に入れてマイナス評価はしっかり反映して、満額払わないということをするのです。逆に、直近頑張って成績が出ていても、その評価は次回の査定に回されます。悪いことはすぐに反映して評価するのです。

こうやって、とにかく満額払わないためのロジックは色々組まれていくのです。

ブラック企業の辞めさせる方法③辞めなければ毎年数パーセントづつ基本給を削る

賞与を多少減らしても辞めない人には、さらに基本給を下げます。基本給を下げる行為は幅が大きいと労基に睨まれるので、5%など数%づつ、毎年じわじわと減らしていきます。

そうやって、金銭的に生活が成り立たないぐらいまで押し込んでいくことで、ほぼ確実に自主的な退職を促していきます。
これがブラック企業の報酬を使った従業員の辞めさせ方です。

辞めさせたいブラック企業をどう相手にどう立ち向かって行くのが良いのかを紹介しています。

ブラック企業が辞めさせようとしてきた時の適切な対応

ブラック企業は従業員を辞めさせるために無視したり、報酬を削ったりと色々な手段で自主的な退職を促します。

ブラック企業が辞めさせようとしてきら①自分の会社以外の世の中を知ることから始めよう

もしあなたが新卒で入社して、今いる会社以外知らないのであれば、その会社の常識は社会の非常識で、客観的に見るとヒドい環境にいる可能性があります。もしかしたら、自分の会社はブラック企業かもしれないということです。

そして、そんな会社に無理に残ろうとか、頑張って評価されようとかしなくていいのです。自分に鞭を打って無理を続けている人は、心か、体、家庭のどれかが壊れてしまうものです。

あなたには、他の選択肢があることを実感することで、今の会社が絶対であると洗脳されている考えを壊しましょう。

そして、辞めるためにも自分に交渉力をつけていきましょう。

ブラック企業が辞めさせようとしてきら②とにかく録音して交渉力をつける

辞めるにあたっては、社長や管理職との会話を逐一、録音をしておくことをお勧めします。会社の失言を証拠として持っておくことができれば、武器として使えるのです。
言った言わないは立証できず、いざという時に戦えません。動かぬ証拠を提示できるように準備しておくことが、あなたの身を守ることになります。

ブラック企業が辞めさせようとしてきら③自分を必要とする会社が他にある状態にして交渉力をつける

いきなり転職する必要はないのですが、日頃からカードとして転職先を持っておければ、ポジティブな交渉材料としてあなたの武器になります。

ブラック企業で働いていると精神的に追い込まれて病んできます。その中でも、他の会社に転職できそうだ、自分を必要としている会社がありそうだ、活躍できそうな会社がありそうだ、という感覚を持つことが、あなたの心を楽にします。流動的に他に行くことができるんだったら、いつまでもここにしがみつくことはない、と余裕が生まれるのです。

内定を持っていれば、一番いい交渉材料になりますが、そこまでいかなくても、まずは流動的に他の会社に行けるという感覚を持つことはあなたを楽にします。

その点で、転職サイトに登録するなど、定期的に情報収集をして転職マーケットに触れておくことはオススメです。

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ブラック企業が辞めさせようとしてきら④経済的に会社に依存しない状況にして交渉力をつける

別の方法として、副業で経済的に会社に依存しない状況を作っていくことが大事だと思います。アフィリエイトや不動産投資、自分の商品を作って販売などできることは色々あります。

定期的に報酬が入るようにするためには、継続的に時間を投資して事業を成長させないといけませんが、会社の給与よりも多い収入が副業から入ってくる状況になれば、会社に依存する必要は一切なくなるのです。会社への経済的な依存度を下げるということがあなたの交渉力を高めます。

ブラック企業の辞めさせる方法と適切な対応のまとめ

会社に辞めさせられそうになっても慌てないでください。会社は簡単にあなたを解雇できません。そして、自分で辞めると言わせるために、様々な手を使ってきます。
戦うための交渉材料を日々増やして行く努力をしましょう。

録音しておいて、いざと言う時に戦えるようにしてください。そして、転職サイトやエージェントに登録して、自分が優位になれるマインドと交渉材料を集めていきましょう。また、副業で収入源を作っていくことは、大きな交渉材料になります。

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